鹿児島県農業法人協会、鹿児島県農業会議の主催で、農業経営のさらなる発展の為に、経営者のみならず経営に参画する者(後継者・従業員)も目的をひとつにして、それぞれの役割に応じて能力を発揮する必要があり、本セミナーを通じて将来の農業法人経営に向けた目標と戦略を語り合うことを目的に開催したものです。

 
 今回、本セミナー内において「農業法人に就職して」と題して3名の新人社員に、就職した動機、現在従事している仕事の内容や感想、将来の目標などについて発表する場があり、当社のGPセンターに15年4月より勤務している、松元 あゆみさんが、事例報告をすることになりました。
 
 
 ●松原養鶏場に就職した動機
 
 私は、揖宿郡頴娃町にあります、有限会社松原養鶏場に昨年4月に就職しました。就職にあたり、高校の先生といっしょに、GPセンターと言われるタマゴの洗浄、選別、包装のライン作業の製品工場を、前もって見学しました。
 タマゴの製品工場と言っても、食品工場みたいに、きれいな工場内で、冷房による温度管理もしていてびっくりしました。
 見学の時、松原部長から「すべての製品において松原養鶏場という会社名が入っています。責任のある仕事だけど、やりがいもありますよ。地場のタイヨーさんにもウチのタマゴを置いているから」と説明も受けました。
 この見学によって、コツコツやる仕事が好きだった私は就職を決めました。しかし、現場の皆さんみたいな仕事が出来るかなという不安もありました。
 
 
 ●現在従事している仕事の内容
 
 私が今がんばっている仕事の内容は、ラインの本検部、計量部、再検部、品検部、ステーション部といろいろなライン工程をやっています。
 最初は立ち仕事ですから、足が痛かったり、タマゴを落としたり、本検部という下から光をあててシミ卵や血卵、破卵を目視で確認して取り除く工程があるのですが、見落とさないように見ていたら、目を回してしまったりと、慣れなくて大変な時期もありました。
 
 現在は、なれてきた事もありますが、たまごを落としたり、格外卵の見落としも大部減ってきて、現場の皆さんのような正確な作業が出来てきたのではと、思います。
 
 定期的に現場の皆さんと、格外卵についての統一をもたせる目合わせをやったり、外部から講師の方が来て、衛生の基本である、整理・整頓・清掃の3Sの指導を受けたりして、マンネリにならないように、さらに改善するように、いっしょになってがんばっています。
 
 
 ●仕事を通じて学んだ事
 
 ライン作業ということで、自分のやった作業の後ろには次の工程があります。
 私が責任のある仕事をしないと、後ろの工程の皆さんに迷惑を掛けます。あらためて、ラインのそれぞれの私も含む担当者がきちんとした仕事をやらないと、きちんとしたタマゴが製品化されないと、仕事を通じて強く学びました。
 
 
 ●最後に、今後の目標
 
 早く一人前になって、より正確な仕事を心掛けていきたいです。
 又、作業において切替、停止のかけ声が小さいと注意されているので、相手に伝わる大きな声で合図できるように、がんばります。
 今日の発表の場は、私にとっても良い勉強、経験となりました。本当に今日は有難うございます。
 
 GPセンターで頑張っている松元 あゆみさん。多くの皆さんの前で緊張して声が小さかったですが、発表の内容は良かったですよ!今日の発表の場は、きっと良い経験になったはずです。

 
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