仁田尾成鶏本場のB4鶏舎にやってきたピンク鶏がピンク卵をぽつぽつ産んできました。1月下旬の140日令に産まれた、いわゆる「初産卵」を通じて、タマゴの話しをします。先ずは、タマゴの大きさがわかるように、写真を撮ってみました。
AとBのタマゴは大きさが違いますが、いずれも「初産卵」です。
Aのタマゴの卵重は、42.5gで2Sサイズに該当します。
Bのタマゴの卵重は、60.1gでMサイズに該当します。
Cのタマゴは、大きさがわかるように他鶏舎からもってきたタマゴですが、卵重が69.1gあり、2Lサイズに該当します。
MSサイズ、Mサイズ、Lサイズのタマゴが、パック卵サイズとしては主流ですので、Aの卵がいかに小さいタマゴであるかがわかります。
では、何故Bのようなタマゴが「初産卵」として産まれるのでしょうか?
タマゴを割って説明します。
ここでは、ピンク卵や赤タマゴといった有色タマゴと白タマゴの違いについて説明します。
@卵殻色の違いは、鶏種の違いであります。
A餌が同じであれば、白タマゴも有色タマゴも栄養は同じです。
栄養がいっしょだったら、価格もいっしょでいいはずですが、次のような特徴があり、一般的に白タマゴより高いです。
@有色卵を産むニワトリは基本的に白タマゴを産むニワトリよりもよくエサを食べます。
A通常の格外卵の基準として、タマゴの汚れや割れなどが
ありますが、有色卵の場合は、汚れや割れていなくても卵殻色が薄かったりすると、選別上、格外卵扱いとされます。
B有色卵は嗜好性があり、エサに別途何かを添加することにより付加価値を高めやすい。
当社は、有色卵の付加価値として、
写真Cのタマゴのように、エサに別途、天然パプリカを添加したり、「ネッカリッチ農法たまご」では木酢酸を添加している訳です。
(尚、当社では基本的に有色鶏にはすべて、エサに別途、天然パプリカを添加していますが、産卵開始間もないタマゴは、サイズが小さすぎてパック卵サイズとしては不向きですので、まだこの時点では別途添加していません)
緑色の集卵ベルトに白卵がぽつぽつと見え始めてきました。
1月下旬の135日令に産まれた、いわゆる「初産卵」を使って皆さんに「初産卵」を紹介します。
先ずは、タマゴの大きさがわかるように、写真を撮ってみました。
AとBのタマゴは大きさが違いますが、
いずれも「初産卵」です。
Aのタマゴの卵重は、43.8gで2Sサイズに該当します。
Bのタマゴの卵重は、60.5gでMサイズに該当します。
Cのタマゴは、大きさがわかるように他鶏舎からもってきたタマゴですが、卵重が69.1gあり、2Lサイズに該当します。
MSサイズ、Mサイズ、Lサイズのタマゴがパック詰め卵としては主流ですので、Aのタマゴがいかに小さいタマゴであるかがわかります。
では、何故Bのようなタマゴが「初産卵」として産まれるのでしょうか?
タマゴを割ってみて、説明します。
この3つの卵をそれぞれ割ってみました。
どのタマゴも濃厚卵白がしっかりしていて、卵黄もこんもりしていて美味しそうですね。
あれ?Bのタマゴは卵黄が2つあるぞ〜!
そうです。Bの「初生卵」は「ニ黄卵」だったのです。
この「ニ黄卵」はどうしても産卵開始間もないニワトリによって産まれます。
通常は、たくさんある卵胞の中の1つだけが破裂して排卵が起きるのですが、産卵開始間もないニワトリでは、
まだ、生理機能のリズムが確立されていない為に、ニ黄卵が出来るのです。
もちろん、食べても害はなく安心です。
尚、初産卵の話しを通じて、卵の成り立ちについて少し触れますと、
・鶏卵は約10日、240時間で生まれます。
・鶏卵が生まれるときは、とがった鋭端から出てきます。
卵はどんな年代の人の健康づくりにもなくてはならない食品ですが、特にお年寄りによいといわれるには、2つの理由があります。
第1は、良質のたんぱく質の宝庫で、消化吸収もよいこと。栄養価が高いということは、少ない量で栄養価を満たせるということであり、体力が衰え、食欲のない人向きといえます。
第2は、レシチンをはじめ、卵に含まれる成分が主に生活習慣病といわれる脳卒中、動脈硬化、自律神経失調症、老人性痴呆症、精力減退、糖尿病などに効果があるといわれています。
特に中高年者は毎日欠かさず、卵を食べましょう!
いま、若い女性の貧血がよく問題になります。
貧血とは、血液中に含まれる赤血球が異常に低下している状態です。その原因は、ダイエット、偏食、出血などのほかに、食物成分の不足があり、特に食物中の鉄・たんぱく質・ビタミンB12・B6・葉酸などと密接な関係があります。
卵は、これら貧血の予防や治療に必要な成分をすべて含んでいます。
■食品のアミノ酸スコア
アミノ酸スコア
卵
100
大 豆
86
牛 肉
80
牛 乳
74
弱った肝臓を回復させるのがグルタチオン。そのグルタチオンをつくるのは、シスチン、グリシン、グルタミン酸の3つのアミノ酸です。肝臓を守るためには、いかにバランスよくアミノ酸を補給するかが重要な鍵といえます。
食品たんぱく質の栄養価を科学的に示す方法としてアミノ酸スコアがあります人間の体にとって理想とされる必須アミノ酸の量に対して、その食品の含んでいる必須アミノ酸の割合を算出します。つまり、アミノ酸スコアが100に近いほど、良質のたんぱく質といえるのです。
卵はアミノ酸スコア100であり、理想的な食品です。
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